ヤクルト成瀬 開幕ローテへ2回0封
「オープン戦、ヤクルト1-11広島」(20日、浦添)
ローテの座は譲らない。先発したヤクルト・成瀬善久投手(30)が2回を1安打無失点に抑え、順調な仕上がりを披露した。
緩急を自在に使い、相手を手玉に取った。新球種のワンシームも試しての29球。二回には相手の4番・プライディを空振り三振に仕留め「思い描いたボールも何球かあった」と納得の表情を浮かべた。
ここまで実戦2試合で計4回を無失点。真中監督は「2月1日からいい状態で入っている。今日は内容的にも良かった」と目を細めた。
FA移籍1年目の昨季は3勝8敗。ロッテで一時代を築いた左腕も、今は先発5、6番手の座を争う立場だ。成瀬は「開幕ローテに入れるように頑張りたい」とその言葉に力を込めた。