日本ハム・大谷は野球少年の夢そのもの
心が洗われるような時間だった。日本ハム・大谷翔平(21)が21日、沖縄県名護市の室内練習場で野球教室に参加し、地元の野球少年と触れ合った。
野球教室はロッテとのオープン戦の後に行われたが、フル出場の大谷は疲れた表情一つ見せず、笑顔を絶やさず指導した。
写真は少年たちにバッティングの見本を見せているところだが、大谷の笑顔といい、背後にいる少年たちの驚きの表情といい、野球界の明るい未来を感じさせる1枚だ。
質問タイムで「メジャーに行きたいですか?」と、少年の1人が立ち上がって聞くと、大谷は苦笑いしながら「メジャーに行きたい気持ちはありますけど、今はチームの優勝を目指しています」と真摯(しんし)に答えた。
握手を求めて群がる少年たち。約1時間の短い時間だったが、大谷は夢そのものであり、お手本だということを実感できた。
賭博や覚醒剤など、暗いニュースが続くプロ野球界だが、まだまだ捨てたもんじゃない。子供たちに夢を与えられる選手がいる限り。(写真と文=デイリースポーツ・開出牧)