燕ドラ1原樹2回0封デビュー虎抑えた
「オープン戦、ヤクルト1-5阪神」(21日、浦添)
実力の片りんを披露した。ヤクルトのドラフト1位・原樹(東洋大)が先発。2回を3安打無失点と上々の内容で、実戦デビューを飾った。
初回、いきなり得点圏に走者を背負った。先頭の大和に左前打、今成に右前打を浴びるなどして1死一、三塁のピンチを招いた。「心が折れかけた」と精神的にも追い込まれた。だが「ピンチの時こそ落ち着かないといけない」という大学4年時から言い聞かせている言葉を実践した。
このピンチに陽川を143キロ、ペレスを138キロのシュートで見逃し三振に仕留めた。二回にもシュートで梅野のバットをへし折り三ゴロに打ち取った。「シュートの精度を確認し、うまくいって良かったです」。名刺代わりとばかりに得意の球種で虎を抑えた。
開幕ローテ入りについて真中監督は「十分チャンスあると思います」と明言。原樹の次回登板は3月3日・DeNA戦。結果を出し続け、競争を勝ち抜く。