巨人打線“由伸流”積極打法で貧打解消
「巨人春季キャンプ」(22日、那覇)
“由伸流”の積極打法で変貌を遂げる-。巨人・高橋由伸監督(40)が、沖縄キャンプで野手陣に攻撃的な意識を植えつけた。21日の広島とのオープン戦で5安打零封負けを喫した反省から「結果を気にしすぎ、意識しすぎの部分がある」と、初球から振っていく姿勢を求めた。
フリー打撃前、外国人選手も含めた野手全員がホーム付近に集合し、内田打撃コーチから、昨季のカウント別のチーム打率が伝えられた。初球や1-0、2-0では打率・320~・360なのに対し、0-2、1-2と追い込まれた状況では打率・120~・160まで低下。「ボールを見て、見てじゃダメ。もっと積極的に振っていこう」と指示が出された。
目指すスタイルは高橋監督だ。現役時代の指揮官は初球から積極的にバットを振り、結果を出し続けた。貧打解消に取り組む内田コーチは「巨人打線はストライクを簡単に取りにいけばやられる、という恐怖心を相手に与えないといけない」と理想を口にした。
意識改革は早速、チームに浸透。23日の韓国・KIAとの練習試合を前に、村田は「僕自身も、ファーストストライクの方が打率がいい。早いカウントで打っていきたい」と、言葉に力を込めた。