ヤクルト山田、OP戦打率・071

 「オープン戦、巨人5-1ヤクルト」(28日、東京ドーム)

 本来の姿ではなかった。ヤクルト・山田が4打数無安打に終わり、オープン戦4試合で14打数1安打、打率・071とブレーキだ。「見ての通りです」と淡々とした口調で語り、現状を受け止めた。

 開幕戦で対決する可能性が高い菅野に抑え込まれた。一回無死一、二塁と絶好の先制機で遊ゴロ併殺打。三回2死三塁の場面では、ワンシームに詰まらされて遊ゴロに倒れた。「内角に沈みながら食い込む。簡単には打てないと思う。いいボールだなと思いました」と警戒した。

 まだ2月。本番をイメージするまではいたっていない。27日とこの日を含めた2試合は開幕前哨戦だったが「僕は(意識は)特になかったです」と山田。調整段階だけに真中監督も「開幕までに合わせると思う。全く心配してません」と全幅の信頼を寄せる。

 チームはオープン戦で4戦4敗。まずは主砲のバットで、負の連鎖を止めておきたいところだ。

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