松中が引退決意 オファーなく1日会見へ
昨季限りでソフトバンクを退団し、移籍先を探していた松中信彦内野手(42)が現役引退の意向を固めたことが29日、分かった。現役続行を希望してソフトバンクを退団し、NPB球団との支配下選手契約に条件を絞り、各球団に入団テストの実施を要請。去就の判断を、各球団が春季キャンプを実施する2月いっぱいとしていた。
ソフトバンクを退団した松中は自主練習を続け、今年1月はこれまで同様にグアムで自主トレ。以後は福岡や、社会人時代に所属した新日鉄住金かずさマジック(旧新日鉄君津)を拠点として練習していた。新日鉄住金かずさマジックがソフトバンクB組と練習試合を行った2月19日には、ソフトバンクのキャンプ地を訪問。他球団からのオファーについて「全くない」と明かしていた。
松中はプロ通算19年で1780試合に出場し、5964打数1767安打(打率・296)、352本塁打、1168打点。本塁打王と首位打者に各2度、打点王に3度輝き、2004年には三冠王となった。1日にも会見する見通しだ。