ソフト柳田お待たせ“今季1号”&連発
「オープン戦、ソフトバンク3-3阪神」(4日、ヤフオクドーム)
弾道、飛距離、打球方向。どれも満足のいく一発にソフトバンク・柳田は破顔した。「いいスイングでした」。8試合、20打席目にして飛び出した今春実戦第1号だ。
三回の第2打席、走者を一塁に置いてメッセンジャーの外角直球を完璧に仕留めた。打球は左翼方向なのに、まるで右方向へ引っ張るような豪快なスイング。打球は左翼席へと着弾した。
「結果が出ているので、いいのかなと思う。タイミングが合ったので、あそこまで飛んでくれた」
日本球界初の「40本塁打、40盗塁」を最大の目標に、「今年はミスショットを減らす」という課題を持つ。一発への感触を呼び起こすと、3打席目はドリスの内角高めの直球を、右翼席上段へたたき込んだ。
昨年11月に手術した右肘の状態は万全にほど遠いが、そんなストレスを今年1月に誕生した第1子(長女)が和らげている。「時々、お風呂に入れるんですよ。ばりかわいい。やばい」。まな娘の見えないパワーに導かれるように、全快への道を突き進む。