バレ2戦連発!ヤクルト主砲早くも全開
「オープン戦、楽天11-4ヤクルト」(8日、明石トーカロ)
感触は、バッチリだった。五回1死二塁、ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(31)が古川の外寄りの直球を引っぱたいた。ライナー性の打球が、右翼の芝生席へ。2戦連続の2号2ランだ。助っ人は「しっかり手応えのあるコンタクトができた」と満足げに振り返った。
昨年は、左アキレスけん手術の影響で春季キャンプは不参加だった。シーズンに入っても故障に苦しめられ15試合の出場で打率・186、1本塁打。今季にかける思いは強い。
真中監督は「集中力というか、(打席の)入り方がすごくいいなという印象です」と目を細める。心も体も充実している“60発男”は「アシタ、モウイッポン」と3戦連続アーチを予告。連覇に向けて欠かせない助っ人のエンジンが、早くも全開だ。