G由伸監督「あとは会社に聞いて」
「オープン戦、ソフトバンク2-2巨人」(9日、ヤフオクドーム)
巨人・高橋由伸監督が重い口を開いた。高木京介投手の野球賭博関与の発表から一夜。試合後、ベンチ裏で心境を問われた指揮官は「残念ですけどね。われわれがどうこう言えるものでもないですし、あとは会社に聞いてください」と努めて冷静に話した。
試合前はピリピリムードが漂った。ベンチ裏から姿を見せた主将・坂本は「特にないです」と表情を硬くし、村田も「ないです。誰もしゃべってくれないと思いますよ」と険しい顔つきでグラウンドへと向かった。
開幕まで3週間を切った時点で襲った衝撃。高木京の会見直後に始まったこの日の試合では守備のミスが連発。四回までに3失策、暴投と捕逸も犯した。“賭博ショック”と思われても仕方がないような拙守にスタンドからはため息が漏れた。
七回にクルーズと初のアベック弾を放ったギャレットだけが高木京について「身内がそうなってしまったのは残念。でも試合に出たら集中しないといけない」と言及。衝撃が収まるまでには時間を要するが、切り替えていくしか道はない。