新オーナーに老川氏…11日に正式決定
巨人は9日、引責辞任する白石興二郎オーナー(69)の後任として、読売新聞グループ本社取締役最高顧問・主筆代理・国際担当(ジャパン・ニューズ主筆)の老川祥一氏(74)を充てる人事を発表した。老川氏は大阪本社の代表取締役時代、阪神との窓口役となり久万元オーナーらとも懇意だった人物。11日に開かれる臨時株主総会と、その後の臨時取締役会で正式決定する。
また、取締役オーナー代行には弁護士で元東京地検特捜部長の松田昇氏(82)が社外取締役として就任することが内定。巨人が読売グループの外から社外取締役を招くのは初で、松田氏は取締役オーナー代行として、球団の規律の確立に尽力する。
このほか、読売新聞グループ本社代表取締役経営主幹・東京担当、読売新聞東京本社代表取締役社長の山口寿一氏(59)が非常勤取締役に就き、執行役員GM・編成本部長の堤辰佳氏(50)が取締役に昇格。引き続きGM・編成本部長の職にあたる。
渡辺恒雄最高顧問(89)と桃井恒和球団会長(69)も8日の発表通り、引責辞任する。