ハム大谷消化不良の43球ノーゲーム
「オープン戦、日本ハム(降雨ノーゲーム)DeNA」(9日、鎌ケ谷スタジアム)
日本ハム・大谷翔平投手の2度目のオープン戦登板は消化不良に終わった。三回途中わずか43球、2安打2四球無失点での強制終了。「特に内容がなかった。いいところが全くなかった」と厳しく自分を責めた。
試合前から雨が降り、ぬかるんだマウンドに時折、足を滑らせた。悪条件だったとはいえ、自分の投球ができなかったことに納得がいかなかった。初回は先頭に四球。三回も右安打と四球。筒香から空振り三振を奪ったが振り逃げで満塁となり、そして雨でノーゲーム。最速は149キロと球速も出ず「悪いなら悪いなりに投げないと。問題あるのかなと思う」。決して天候のせいにはしなかった。
それでも、いつもは褒めない栗山監督が、苦しみながらもゼロで抑えようとした姿勢を評価した。「苦しんだ時にどうすればいいのか。翔平も何か感じたはずなのでよかった」
次回は16日・広島戦か17日・ソフトバンク戦(いずれも鎌ケ谷)に登板し、それがオープン戦最終登板となる予定。最後の調整は、しっかり締めて開幕戦に臨む。