楽天・嶋「野球で被災地に元気を」
東日本大震災の発生から5年となった11日、プロ野球界では選手らが犠牲者を悼み、復興を願った。被災地の仙台市に本拠地を置く楽天は、遠征先の静岡市の草薙球場で練習前に黙とうを行った。
スコアボード上に掲げた日の丸と球団旗は半旗。楽天の梨田監督をはじめコーチ、選手、球団関係者ら80人は約1分間、東北の方角を向いてこうべを垂れた。
キャンプテンの嶋は「自分に何ができるか。野球で頑張るしかない。野球で被災地に元気を与えることが、自分の役割。被災された方々の心はまだまだ癒やされていない」と話し「今季こそ(日本一になった)2013年の感動をもう一度味わえるように、東北の皆さまとともに全力で戦っていく」と決意を新たにした。