オリ投手陣、14四死球 鬼門で大乱調
「オープン戦、西武12-1オリックス」(12日、西武プリンスドーム)
不安を残した。昨季2勝11敗の鬼門・西武プリンスでの今季初戦。投手陣は失点を重ね、四球の山を築いた。登板した5投手の総与四死球は「14」を数え、福良監督は「フォアボールはダメだよね」と表情を曇らせた。
制球に定評のある先発・ディクソンが「うまくコントロールすることができなかった。全体的に高かった」と3回5四球8失点。3番手で登板したセットアッパー・佐藤達は「ありえないぐらいひどかった」と1回3四球2失点の惨状だった。
昨季は同地での開幕3連戦に全敗。スタートのつまずきが尾を引き5位に終わった。今季もこの場所で開幕を迎える。オープン戦とはいえ“アレルギー”を払しょくする機会だったが、真逆の結果になってしまった。
大敗に終わった“開幕前哨戦”。それでもディクソンは「試したいことを試せたのは良かった」と調整途上を強調し、佐藤達も「最後はいい感じで投げられた」と前向きな言葉を残した。開幕まで約2週間。教訓は必ず生かす。