笠原氏らが歪曲情報流布と巨人発表

 巨人は13日、マスコミ各社へのファクスで、選手の野球賭博問題に関して、昨年10月に野球賭博に関与したとして無期失格処分となった笠原将生元投手(25)と、その知人で賭博の相手とされる飲食店経営者のB氏が、野球賭博に関するNPBや巨人の調査について、事実を歪曲したり、誇張した情報を週刊誌や新聞に立て続けに持ち込んでいることが分かったと発表した。NPBに緊急の対応を要請したとしている。

 球団の発表によると、B氏らが週刊誌などに持ち込んでいる情報は、(1)巨人が昨年10月5日、初めて野球賭博を公表した時点で、笠原元投手らが野球賭博をしていたことを把握していたのに事実を隠した(2)NPBの調査委員会が昨年11月10日に発表した調査報告書とは別に、野球協約違反の事実があることを把握していた-の2点とした。

 巨人は、B氏と笠原元投手が調査協力の要請に応じない中、事実に反する情報を流布し続けていることを疑問視。NPBに対して、B氏と笠原元投手に調査への協力をあらためて求めること、事実に反する情報の流布をやめるよう緊急に対応してもらいたい旨を要請した。

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