プロ野球の１２球団は２３日、巨人４選手の野球賭博問題や円陣での“ご祝儀”など選手間の金銭授受が発覚したことを受け、都内で代表者会議を開いた。

　新たな賭博問題発覚後、熊崎コミッショナーが１２球団へ再調査を指示。その調査結果を報告した。パ理事長の西武・関洋二球団専務は「新しい事案が出てこなかったということで、一定の区切りがついたのではないかと考えている」と、新たな野球賭博関与者がなかったことを説明した。

　また、野球協約、１月２９日に熊崎コミッショナーが野球に関する選手間の金銭授受を禁止したコミッショナー通達の順守を再確認。２５日の開幕を前に「有害行為を再び起こさないよう、球界の浄化に全力で取り組み、ファンの皆さまの信頼回復に最善の努力を尽くします」などとする１２球団共同声明を発表した。

　ただ、問題の全容解明へ日本野球機構（ＮＰＢ）調査委員会の調査は継続中で、関球団専務は「しっかりと応対し、さまざまな情報収集に努めたい」と全面協力の姿勢を示した。