「阪神－中日」（２５日、京セラドーム大阪）

　中日・大野雄大投手（２７）が２４日、阪神との開幕戦マウンドに静かに闘志を燃やした。初の大役にも、「緊張とかは、これからでしょうね。まだ、普通ですよ」と落ち着き払って口を開いた。

　笑顔で京セラのグラウンドに足を踏み入れ、マウンドをチェック。キャッチボール後、ブルペンで４０球を投げフォームを最終チェックした。エース左腕への期待について谷繁監督は「勝つことです。５つ以上の貯金です」。大野が初球ストレートを宣言しているドラ１・高山との対戦には「１球で打ち取ればいい」と“指令”した。

　大野にとって阪神は昨季３勝１敗、防御率０・７６と好相性。「開幕でいいピッチングをして、シーズンをフル回転したいです」と貪欲に２０１６年初白星を奪いにいく。