G由伸監督が開幕星!1番長野が先制弾
「巨人3-1ヤクルト」(25日、東京ドーム)
泰然自若を貫き、大きな白星をつかんだ。高橋監督が巨人の新人監督としては水原茂、藤田元司に次いで史上3人目の開幕戦勝利。菅野からウイニングボールを受け取り、「やっぱりうれしい。最初の試合でもらえたので」と、笑った。
オープン戦で1度もなかった長野の1番起用が的中。四回、左翼席への一発で主導権を握った。長野は「(1番は)正直びっくりしたけど、最初に監督とハイタッチができて良かった」と喜んだ。
監督として初めて臨むシーズン。選手時代と変わらず、赤飯とタイを食べる“儀式”を行って球場入り。「普段通り」を言い聞かせ、試合中も冷静にタクトを振った。七回1死一、二塁では「小林の成長した姿に期待した」と代打は送らず、追加点をもぎ取った。
開幕前は野球賭博など、一連の問題で逆風が吹き荒れた。試合前にはナインを集めて「勝ちにこだわって、勝ちに最善を尽くそう。みんなでひとつになって戦っていこう」と鼓舞。チーム一丸で、歓声を取り戻した。