西武逆転サヨナラ発進!メヒアが決めた
「西武5-4オリックス」(25日、西武プリンスドーム)
2度追い付き、最後はその勢いで勝ち越した。西武が土壇場の粘り腰で開幕戦をものにした。1点を追う九回1死二塁。栗山が「自分のスイングをすることだけ考えた。興奮しすぎてちょっと覚えてない」と振り返った右中間三塁打で同点とし、続くメヒアがサヨナラ打を放った。
0-3の七回には栗山の犠飛、メヒアの適時打などで追い付いていた。メヒアはオープン戦から好調で今季は3番に座る。その打順が勝負どころで功を奏した。決勝打を放ったヒーローは「うれしい。開幕戦に勝つのはいいこと。でも先は長い。残りのシーズンを頑張りたい」と意気込んだ。
2年連続でCS進出を逃した屈辱をはね返し、8年ぶりのリーグ優勝を狙うシーズン。主戦の金子、守護神・コーディエと敵の軸を打ち砕いてもぎ取った1勝はとてつもなく重い。主将を務める栗山は「一個一個、集中して勝っていくだけです」と言葉に力を込めた。