ドラ1吉田正2安打もオリあぁ開幕黒星
「西武5-4オリックス」(25日、西武プリンスドーム)
メヒアが放った打球が無情にも左中間で弾み、オリックスのサヨナラ負けが決まった。2010年以来、6年ぶりの開幕星は、あと一歩のところでスルリとその手からこぼれ落ちた。
敗戦の中にあって、ひときわ輝きを放ったのは、ドラフト1位の吉田正(青学大)だ。1番・指名打者で出場すると、菊池に対した3打席は無安打だったが、七回に2番手・郭俊麟に代わると直球を左前打でプロ初安打。同点の九回には無死一塁で変則左腕の高橋朋の外に逃げていくスライダーを中前にライナーではじき返す安打。モレルの勝ち越し打につなげた。
吉田正は「(菊池には)正直、ボールが見えてなかった。好きなタイプの投手に代わってくれて、あそこで1本出て楽になった。(2本目は)打てのサインで監督が期待してくれていると思った」と振り返った。
福良監督も「期待通り。自分のスタイルを続けてくれたらいい」と信頼を寄せた。次こそは勝利に直結する一打を放つ。