由伸巨人4連勝!G新人監督35年ぶり
「DeNA2-6巨人」(29日、横浜スタジアム)
由伸巨人の勢いが止まらない。ギャレット、クルーズの“GC砲”がアベック弾。ハマのドラ1左腕を粉砕し、高橋監督は新人監督として81年の藤田元司氏以来、球団タイとなる開幕4連勝を飾った。
快勝劇のベンチ裏。主将の坂本が「今日も勝ちました!」と雄たけびを上げながら、スタッフとハイタッチ。お祭りムードに、高橋監督は「選手がよくやってくれている。こういったゲームを続けてくれれば」と、穏やかな笑みを浮かべた。
貧打に苦しんだ昨季とは違う。初対戦のドラフト1位・今永(駒大)を、一発攻勢で沈めた。二回、1死。クルーズが今永の2球目を仕留め、左翼席へ2号ソロ。負けじと、四回にはギャレットが右翼席へ2号2ランをたたき込んだ。流れに乗って、五回には8年目の立岡がプロ初本塁打となる1号ソロ。ルーキーにプロの洗礼を浴びせた。
好調の打線をけん引しているのは4番、5番に座る“GC砲”だ。打率5割のクルーズは「開幕してからいい流れ。これを続けていきたいね」と言えば、ギャレットも「ふたりでこうして打てるのはうれしい」と笑った。
高橋監督は慶大の大先輩である藤田氏の記録に並んだことを聞かれ、「別に僕の記録はどうでもいい。並んだというのは失礼。歴代監督に並べられるのはまだまだ」と謙遜した。新記録がかかる30日は、ドラフト1位・桜井(立命大)が先発。若武者の力で、さらに勢いを加速させる。