ロッテ二木ホロ苦初先発「打たれすぎ」
「ロッテ0-5楽天」(30日、QVCマリンフィールド)
高卒3年目でプロ初先発を果たしたロッテの二木康太投手が悔しさをかみしめた。4回2/3を10安打3失点KO。マウンドで口を真一文字に結んだ20歳は「打たれすぎ。こういう形になってしまい悔しい」と絞り出した。
四回2死一塁、ゴームズにフルカウントから甘く入ったカーブを左翼にはじき返され、先制点を献上。伊東監督には「追い込んでから、もったいない」ときついおきゅうをすえられた。続く五回に暴投などで2点を失い、無念の降板となった。
それでも、指揮官が期待する次代のエース候補は、転んでもただでは起きなかった。真っすぐは自己最速の146キロをマーク。けん制球で二塁走者を刺したプレーも光った。持ち味は制球力と多彩な変化球。次回登板で本領を発揮する。