オリ吉田正新人タイ開幕6戦連続安打だ
オリックスのドラフト1位・吉田正尚外野手(22)=青学大=が1日のロッテ戦(京セラドーム)で、原辰徳(巨人)らが持つ、新人の開幕から6試合連続安打のプロ野球記録に挑戦する。
過去に81年の原、01年の佐藤友亮(西武)の2人しか到達していない偉業。吉田正は3月31日、「(阪神の)高山が話題になっていたので知っていました。一生に一度のことですから狙ってみたいです」と話した。
新人野手が開幕から打ち続けることは容易ではない。そもそも開幕からレギュラーを獲得するのが至難の業だ。高山も4試合で止まった。この男のすごさは、打席ごとに自分の状態を冷静に分析し、対応するところ。加えて相手打者の研究も欠かさない。「(日本ハムの)近藤は簡単に三振をしない。常に逆方向への意識があるから」と守備に就きながら技術を盗もうという貪欲な姿勢を崩さない。
福良監督も「大したもの。どうせなら新記録をやってほしいね」と期待を寄せる。相手は涌井。「いい投手と対戦するのは楽しみです。(攻撃が)裏だし4打席ですね」とプレッシャーとは無縁。難敵との対戦が楽しみで仕方ないようだ。まずはタイ記録へ代名詞のフルスイングで挑む。