オリ吉田正新人タイ開幕6戦連続安打!
「オリックス3-4ロッテ」(1日、京セラドーム大阪)
接戦を落とした本拠地開幕戦。オリックスのドラフト1位・吉田正(青学大)は見せ場を作った。プロ野球タイ記録となる新人の開幕から6試合連続安打をマーク。81年・原辰徳(巨人)、01年・佐藤友亮(西武)に続いて史上3人目の快挙を達成した。
初回無死。涌井の内角高めへのカットボールを強引に振り抜き、詰まりながらも左前に運んだ。「たまたま打てた。振り切ったので、(ヒットゾーンへ)いったと思った」。好投手から快音を響かせてきたドラ1は、昨季のパ・リーグ最多勝右腕も攻略。スタンドを埋めた3万3156人から大歓声を浴びた。
福良監督は会見中、険しい表情だったが、吉田正の話題になると少し表情を緩めた。「打ちましたね。また明日打ってもらいましょう」と新記録樹立に期待をかけた。
球史に名を刻んだが、レギュラー定着を狙う新人はどん欲だった。「記録を狙えるところにいて1打席目でポンと出たので、もう1本打ちたかった」と満足する様子はない。
「毎日1本打ちたいと思っていて、オープン戦から積み重ねてきている。内容が悪くても安打が1本出ればいいと思う」。2日のロッテ戦。オリックスの新星が前人未到の記録に挑む。