由伸G屈辱の大敗…初のカード負け越し

 「巨人1-10阪神」(7日、東京ドーム)

 またも、猛虎の勢いに屈した。プロ初登板初先発の巨人・平良拳太郎投手ら投手陣が打ち込まれ、10失点の大敗。今季初めてカード負け越しを許した。高橋監督は「勢い、流れを止めきれなかったというか、ああいう風になると流れが変わってくれない」と、厳しい表情を浮かべた。

 先発ローテの谷間で、高卒3年目右腕の平良を抜てき。三回までは1安打無失点に抑えたが、打順がふた回り目に突入した四回に崩れた。1死からヘイグに四球、続く福留に2ランを被弾。その後も2四球と安打で2死満塁のピンチを招くと、メッセンジャーに右前へ2点適時打を浴び、KOとなった。

 指揮官は「良かった点のほうが多かった。楽しみな投手」と三回までの投球を評価したが、平良は「四回はフォアボールから自分のリズムを崩し、悪い流れを作ってしまった」。試合後に2軍降格が決定した。

 機動力でかき回された初戦、そして3戦目でも惨敗。それでも、指揮官は平静を保ち「負けは負けなので、それをとやかく言ってもしょうがない」と、気持ちを切り替えた。

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