バンデンハーク11連勝で鷹を救った

 「ソフトバンク13-1オリックス」(9日、鴨池球場)

 余力を十分に残したままベンチで勝利の瞬間を迎えた。無敗右腕は3連敗中のチームも救った。ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手(30)が7回1失点で今季2勝目。昨年のデビューからの連勝を11に伸ばし、歴代単独2位とした。

 抜群の立ち上がりを見せると、唯一のピンチも最少失点で切り抜けた。三回、失策絡みで1点を先制された後、再び守備が乱れて2死一、三塁とされた。ここで糸井を内角高めの143キロ真っすぐで右飛に打ち取った。

 五~七回は三者凡退。「まだ余力はあった。たくさん点を取ってくれて、落ち着いて投げることができた」。7回91球。来日初完投も可能なペースだったが、得点差もあり、降板した。

 昨季は唯一の地方球場での登板だった7月15日の日本ハム戦(帯広)で、低いマウンドに5回5四球と苦しんだ。初めての鹿児島となったこの日は足元を入念に慣らしながら、制球重視。「妻と日本の観光地を調べているので知っていた」と、噴煙を上げる桜島をバックに仁王立ちした。 ポストシーズンを加えるとデビューから13連勝と勢いは止まらない。「自分一人の力で達成できることではない。1試合、1試合勝つためにやっていくだけ」。最強助っ人の連勝街道はどこまでも続く。

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