オリ安達、12日1軍合流即先発へ
最下位に低迷するオリックスが、浮上の起爆剤として安達了一内野手(28)を12日から1軍に合流させることが11日、明らかになった。
福良淳一監督(55)は「火曜日から安達を呼びます。そのために(10日の)奈良遠征を外してナイターの時間に合わせて練習させた。問題なければ、そのまま登録します」と話した。
安達は1月下旬に厚生労働省指定の難病「潰瘍性大腸炎」で緊急入院。治療のためキャンプにも参加できなかったが、2日のウエスタン・ソフトバンク戦で実戦復帰。8、9日の同・広島戦ではフル出場も果たした。最終段階として13時開始だった10日の同戦を外れ、ナイターを想定した時間帯に青濤館で一人練習を行い、体を慣らしていた。
福良監督は合流即先発起用するプランを描いており、守備の要の復帰は何よりの刺激策になる。2軍戦ながら打率も3割を記録。本人も「技術面は問題ないと思います」と話しているように、正遊撃手の戦列復帰は攻守両面で大きなプラスをもたらすはずだ。