ソフト和田が日本復帰星、3度目の正直
「西武1-4ソフトバンク」(12日、西武プリンスドーム)
3度目の正直でウイニングボールをつかんだ。6回6安打1失点。ソフトバンク・和田が5年ぶりの日本球界勝利となる古巣復帰後初勝利を挙げた。ベンチから見届けた勝利の瞬間、左腕の表情が一気に緩んだ。
「球数が多くてリズムが悪かったんですけど、野手の方が打ってくれて、勝ち投手になれて良かった。岸君から初回に点を取ってくれて勇気をもらった」
123球。イニング数の割に球数が増えた。それでも中村のソロによる1点に抑え、勝利のバトンをつないだ。6回4失点で敗れた3月29日の西武戦と同じ岸との投げ合いに勝った。1643日ぶりの白星。リベンジを成し遂げた充実感も込み上げた。
「この1勝で終わりじゃないんで。今日は6イニングしか投げられなかった。次は最後まで投げられるように、どんどん勝っていけるように頑張っていきます」。今季初の3連勝で勝率5割復帰。背番号21が勢い付けた連勝街道。昨季の日本一軍団が、ようやく乗ってきた。