オリ屈辱…5連敗&開幕13戦0発
「オリックス0-4日本ハム」(12日、京セラドーム大阪)
オリックスが2試合連続完封負けで5連敗。今季ワーストの3安打。追い打ちを掛ける不名誉な記録も残してしまった。が開幕から13試合連続で本塁打ゼロ。2リーグ分立後では1953年の大映を上回る63年ぶりのプロ野球記録となった。
九回2死三塁。中島が空振り三振に倒れると、球場にはため息が充満した。ロッカーへ向かう選手の足取りは重い。福良監督も表情がさえなかった。
屈辱的なノーアーチ記録には「それを言われても答えようがない。待つしかないから」。選手の本塁打への意識を問われると「それはないと思うけど…。こちらからも言っていないしね」とお手上げ状態だった。
本塁打ゼロが象徴するように、打線の不振は深刻だ。最近5試合で3得点。6日の楽天戦の八回にモレルが適時内野安打を放って以降、28イニング連続で適時打が出ていない。
福良監督は「点を取れるように考えないと」と打線の組み替えを示唆。最近5試合で打率・143と低調な1番のドラフト1位・吉田正(青学大)の打順を下げ、1軍復帰戦で2安打を放った安達に上位を任せる可能性も明かした。
リーグ最速の10敗となり、借金7で最下位。状況を打破するには、打線が奮起するしかない。