ロッテ今季初3連勝 清田千金同点打
「楽天4-5ロッテ」(13日、コボスタ宮城)
ロッテ・清田が逆転勝利を呼び込んだ。3-4の七回2死一、二塁で中前へ同点適時打。「どん詰まり。手が痛いです」という一撃で試合を振り出しにすると、八回に2番手戸村の押し出し四球で勝利が転がり込んだ。
3月30日の楽天戦(QVCマリン)で3安打完封された美馬からこの日は4点を奪取した。4点目をたたき出した清田は「この前やられているので、ロッテに相性がいいと思わせたくなかった」。心理戦も制した同点打に胸を張った。
前日まで打率・246だった清田は打席で力み、本来の打撃を見失っていた。そのことを堀打撃コーチから指摘されると、この日の打撃練習でひと工夫を加えた。右手の皮手袋を外してスイングすると力みは解消した。準備万端で試合に臨むと4安打の大暴れ。今季初の猛打賞に「バッティング練習で感じがよかった。そのまま打席に入れたのが猛打賞につながった」と満面の笑みだ。昨季打率・317でブレークした男が本領発揮。チームは首位を快走だ。