オリ・西野が猛打賞 今季初の3連勝
「オリックス7-4西武」(15日、京セラドーム大阪)
この日の主役がヒーローになるお膳立ては整った。四回、相手の失策でラッキーな追加点を得て2-0となり、なおも2死一、三塁。打者のオリックス・西野は追い込まれながらも直球を振り抜き、中越えの2点適時三塁打。チームの今季初3連勝に大きく貢献した。
過去4試合でわずか1安打にもかかわらず、5試合ぶりに2番で起用された。相手先発が速球派の菊池とあって「1打席目からちょっと(バットを)短く持って入りました」と対策し、初回と三回にも安打を記録。6日・楽天戦以来、今季2度目の猛打賞だ。
昨季は女性ファンのための「オリ姫デー」でプロ初本塁打など4打点でお立ち台。この日は自身の応援デーである「西野デー」で、再びヒーローになった。「西野デーでミスがあると嫌なので、打てて良かったです。(三回に失敗した)バントは練習します」。お立ち台で照れくさそうに笑った背番号39に引っ張られるようにして、打線は今季最多の13安打。お祭り男が元気だと、チームが活気づく。