バレ2戦連発!ヤクルトが松山で4連勝
「ヤクルト4-0DeNA」(16日、坊っちゃんスタジアム)
強烈な一発だった。2-0の五回無死一塁。ヤクルト・バレンティンが井納の初球の直球を完璧に捉えると、打球は左翼席上段へ。2試合連続の4号2ランで、相手に大きなダメージを与えた。
「(直球を)狙ってました。パーフェクトスイングができました。打ち損じすることなくうまく打てました」と納得の表情を浮かべて自画自賛した。
6試合連続安打と調子は上向きだ。「ミスショットが少なくなっている。(13年に)60本を打った時も甘い球は逃さなかった」と杉村チーフ打撃コーチ。“60発男”の完全復活は間近に迫っている。
遠征先の松山では、熊本地震の影響を受けた。16日未明に震度4の揺れを観測。宿舎で映画鑑賞をしていたが「日本が長いし慣れている。大丈夫」とバレンティン。来日6年目の助っ人が、動じることはなかった。
チームは14年から松山で4連勝。秋季キャンプを張るなど縁が深い地で快勝し、勢いが付きそうだ。