オリ小谷野1号&V弾!福良監督も興奮
「楽天2-3オリックス」(19日、東京ドーム)
延長十一回1死。2ボール。オリックス・小谷野栄一内野手は「空振りしてもいいから強振しよう」と臨んだ3球目の直球を豪快に左翼スタンドにたたき込んだ。七回にも1点差に迫る左越え1号ソロ。日本ハム時代の2010年9月9日・西武戦(西武ドーム)以来、6年ぶり4度目の1試合2本塁打はチームに勝利を呼び込む貴重な2発となった。
福良監督もびっくりだ。「(本塁打は)期待してなかったけど、2本とも価値がある。大きいですね。とにかく勝てて良かった」と興奮を隠しきれない。
この日は5番だが、2番、6番、7番と日替わり。実は打点は0だった。小谷野は「打点がないとは思ってた。増えるものは一つでも増やしていきたい」と笑顔を浮かべた。
野手最年長。若手の相談相手を心掛けるが、押しつけることは絶対にしない。「(日本ハム時代に)稲葉さん、金子さんがそうだった。いい先輩のいいものを若い子に伝えていければ、常勝チームを作り上げられる」。最高のお手本をやって見せた。