ハム・バース来日初星、4度目の正直
「日本ハム4-3西武」(21日、札幌ドーム)
初勝利の喜びをかみ締めた。開幕3連敗中だった日本ハム・バースが、4度目の正直で来日初勝利を手にした。仲間から「フィッシュ、おめでとう」と、バス釣り好きから付けられたあだ名で祝福され、笑顔でハイタッチ。「ここまで苦しかったので本当にうれしい。最高の気分」と笑顔がはじけた。
メジャー通算129試合登板の片りんを見せた。これまではコーナーを狙い過ぎて結果的に制球が甘くなっていたが、この日は大胆に攻め、最速154キロの直球を低めに集め、七回途中3失点にまとめた。降板後、ともに開幕ローテ入りしながら未勝利の大谷を「お前より先に勝利を挙げちゃうけど大丈夫か」とちゃかしたが、その大谷にも祝福され喜んだ。
来日初勝利ながら、ウイニングボールは監督300勝となった栗山監督にプレゼントした。阪神の球史に残るランディ・バースと同姓の助っ人は「偉大な方のようになればいいけどね。自分は自分で頑張る」。投の優良助っ人として、優勝に導く活躍を誓った。