西武4失策4位転落で緊急ミーティング
「西武7-8楽天」(22日、西武プリンスドーム)
ミスの連鎖が招いた痛すぎる黒星だ。西武は、2点リードを吐き出した九回1死満塁。二ゴロを処理した浅村の本塁への送球がそれ、勝ち越し点を許した。今季ワーストタイ4失策の後味の悪い結末に、田辺監督は「守り負けだ。しっかり守っていればこんな展開になっていない」と怒りを押し殺した。
浅村は21日の日本ハム戦でも悪送球で失点を招いている。不振を極める打撃も打率1割台に落ち込み、今季初めてスタメンから外れていた。試合後は「切り替えてやるだけ」と肩を落とした。
決勝点直前の1死満塁でも、三ゴロを処理した鬼崎が二塁へ悪送球して同点となっていた。試合後は野手を集めて緊急ミーティングが開かれるなど、重苦しい空気が漂った。
21日に右手首への死球を受けた中村を欠いた打線は13安打7得点と奮起したが、楽天と入れ替わって4位転落。借金も今季最多の2となり、田辺監督は「開き直るくらい、切り替えてやるしかない」と険しい表情を浮かべた。