楽天執念ドロー 直近5戦で4度目延長
「西武8-8楽天」(23日、西武プリンスドーム)
死闘といってもいい。投手、捕手以外のベンチ入り野手をすべて使い切った。直近5試合で実に4度目の延長戦。楽天が終盤の救援陣の踏ん張りでドローに持ち込んだ。
「今日も大変だった。九回以降は常に向こうのサヨナラのケースが考えられたわけで、3イニングを抑えたことを考えれば、引き分けられて良かったという感じ」。会見場に現れた梨田監督は、あくまで前向きに引き分けを受け止めた。
九回2死一、二塁のピンチでは秋山を敬遠する策を敢行。満塁としたが、青山が次打者の木村昇を三振に斬り、危機を脱した。「(秋山敬遠は)当然でしょう。何の迷いもなかった」と指揮官。最大のピンチを切り抜け延長に入ると、福山、松井裕、戸村がそれぞれ1回ずつを無失点に抑えた。
試合時間も連日の4時間超え。ここ5試合の平均時間は4時間28分と長時間試合が続くが、負けなかったことが大きい。順位も3位をキープ。ナインは疲れも見せずにバスに乗り込んだ。