ハム・大谷不運…開幕5戦勝ちなし
「ソフトバンク6-5日本ハム」(24日、ヤフオクドーム)
またしても勝利の女神から見放された。日本ハム・大谷が4点リードの七回途中、右手中指のマメの状態が悪化して緊急降板。その後、中継ぎ陣が崩れて、サヨナラ負け。開幕戦登板から5試合、1カ月間、勝ち星なしとなった。
試合後、冷静に投球を振り返りながらも「勝ちは取りたいという思いはあるけど、取れるかどうかはその時次第。あともう少しのところがうまくいっていない」と悔しがった。
崩れたのは七回だ。2四球などで1死一、二塁から今宮を153キロ直球で二ゴロに抑えた際に異変が起きた。患部の処置を受けるためベンチに戻ると、そのままマウンドに戻ることはなかった。リリーフ陣が同点に追い付かれ、「せめて七回は投げきりたかった」と唇をかんだ。
ツキもないが、状態が上がってこない影響もある。5四死球と制球に苦しむ姿に栗山監督は「あれだけフォアボールを出してはああなる」と厳しく言った。エース登板で5割復帰を逃す痛い敗戦となった。