ソフトバンク・松田宣浩内野手（３２）が２８日、ノルマクリアへ並々ならぬ意欲を見せた。ヤフオクドームでの全体練習に参加した“熱男”は「残り２試合か。何とかクリアしないとな」と、２９日からの西武３連戦へ意欲を見せた。

　プロ１１年目の今季、１カ月で５本塁打＆２０打点のノルマを自らに課した。開幕から３本塁打、１９打点と設定数値に迫っている。

　２９日の西武先発は相性抜群の十亀。昨季はシーズン自己最多に並ぶ２５号を放つなど、６打数６安打と打ちまくった。通算でも１６打数１３安打の打率・８１３、３本塁打、９打点で、お得意さま相手にノルマクリアを狙う。

　「対戦成績がいいことは、自分でも分かっている。甘い球を逃さず、しっかり仕留められていることが結果につながっているんじゃないかな。気合を入れて行きますよ」

　開幕直後、チームは黒星が先行したが、ここ１２試合は１１勝１敗と完全に息を吹き返し、首位を堅持する。その間、松田も打率・３３３、２本塁打、１２打点と打線をけん引。「チャンスで回ってくることが多いので、一回のチャンスを確実にものにしたい」。設定数値に近づくほど、チームも勝利に近づく。熱男のバットがうなる。