「オリックス３－４楽天」（２９日、京セラドーム大阪）

　最後は松井裕の前に３者連続三振。今季最多３万３８５８人、ピンクに染まったスタンドからはため息が漏れた。

　オリックスは、則本から初回に安達の適時打、糸井の２ランでいきなり３点を奪ったが、ジリジリと追い上げられ、最後は守護神・平野がつかまった。逆転負けの３連敗で今季ワーストタイの借金７に逆戻り。

　福良監督は「試合前から則本の立ち上がりをと言っていた。いい攻撃ができたけど追加点がどうしても取れなかった。則本も尻上がりに調子よくなっていたし」と振り返った。

　この日は「Ｂｓオリ姫デー」として球界では異例のピンクのチェック柄ユニホームで臨んだ。来場したすべての女性ファンにも配られ一体感を演出した。恒例のオリ姫対イーグルス女子の対決では、障害物リレーで勝利も大声と綱引きを落とし、オリ姫は１勝２敗で敗れた。

　ならば“本職”で勝利といきたかったが、残念ながら歓喜の合言葉「ハッピー＆グッド」を聞くことはできなかった。