笠原容疑者逮捕 野球賭博胴元38歳男も
巨人の野球賭博問題で警視庁組織犯罪対策4課は29日、他の選手に賭博のルールを説明するなど賭博の開催を手助けしたとして、賭博開帳図利ほう助の疑いで元選手で飲食店経営笠原将生容疑者(25)を逮捕した。
同課は笠原容疑者が関わった賭博を胴元として主催したとして、賭博開帳図利の疑いで元飲食店経営者で自称無職斉藤聡容疑者(38)も逮捕。暴力団に資金が流れていなかったかなど、賭博の実態解明を進める。
2人はこの日、福岡市内で逮捕され、別々の便で羽田空港に到着。笠原容疑者は頭に布をかぶって顔を隠し、うつむきながら黒い捜査車両に乗り込んだ。2人は相次いで原宿署に入った。
組対4課によると、笠原容疑者は「間違いありません」、斉藤容疑者は「はい、分かりました」といずれも容疑を認めている。賭けの対象に巨人戦は含まれていないという。
野球賭博を巡っては笠原容疑者の他に福田聡志(32)、松本竜也(23)、高木京介(26)の元選手3人の関与が発覚。同課は3元選手に任意で事情を聴いており、賭博容疑に当たるか慎重に調べを進めている。