中日・吉見 3度目の正直で今季初星を
中日・吉見一起投手(31)が、安定感を欠く先発陣の模範になる。4日・阪神戦(ナゴヤドーム)に先発予定で、2日はナゴヤドームのマウンドで投球練習した。その姿を他の投手が熱心に見学。右腕が手本になった。
ほぼ狂いなく、球が構えたミットに収まる。吉見が変化球を含めて40球を投げ込んだ。「いまのうちにマウンドを少しならそうと思って」。山井と若松、ドラフト4位の福にいたっては、バックネット裏に移動して真剣な表情で見学した。
吉見自身は「見られていることを気にしたら投げられない」とさらり。今季先発した2試合は白星に縁がなく、チームも勝利できなかっただけに「勝てば何でもいい」。竜投の模範として、3度目の正直を果たす。