ヤクルト山田、2年連続母の日弾

 「阪神1-5ヤクルト」(8日、甲子園球場)

 メモリアルアーチで虎を退治した。一回1死一塁。ヤクルト・山田が能見の初球、内角低め139キロ直球に鋭く反応した。すくい上げるように捉えた打球は高々と舞い上がり、左翼席に吸い込まれた。

 能見が内角直球を多く使ってくるデータは、事前に頭に入っていた。だからこそ「しっかりと自分のスイングができていた」と納得の表情を浮かべた。リーグトップタイとなる先制の12号2ランを含む3安打3打点。相手に特大のダメージを与えた。

 昨年に続いて「母の日」にアーチを掲げた。「去年も打ってるんですよね。強いんですよ、母の日に」と少年のような笑みを浮かべた。「本塁打を打つことが一番、いいプレゼントになると思う」。自分が活躍する姿を見せることこそ最高の親孝行。「(母親が)健康でいることが一番」と常に気遣い、電話連絡もしている。母への感謝の気持ちが尽きることはない。その思いをグラウンドでの全力プレーで表現した。

 この一発は球団通算7500本塁打の節目ともなった。「これからも引き続き、頑張っていきたいと思います」と決意のこもった表情で言い切った。球団の歴史に新たに名を刻んだ若武者。今後も豪快なアーチでチームを鼓舞する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス