東大大敗…14年ぶり勝ち点持ち越し
「東京六大学野球、立大15-0東大」(8日、神宮球場)
東大は大敗して1勝1敗となり、02年秋以来14年ぶりの勝ち点奪取の行方は、3回戦に持ち越しとなった。立大はドラフト候補右腕・田村伊知郎投手(4年・報徳学園)が、6回無失点で今季2勝目。法大は逆転勝ち。リーグ戦初スタメンの向山基生内野手(2年・法政二)が、3適時打を含む4安打を放った。
一気に目標達成とはいかなかった。連勝での勝ち点を狙った一戦は、中盤まで粘ったものの15失点の大敗。東大・浜田一志監督(51)は「倍返しというか、倍々返しされました」と、完敗を認めた。
四回まで1失点の先発・柴田が、五回に3ランを被弾。2死から連続四球後の初球を左翼席に運ばれ、流れが大きく相手に傾いた。6盗塁を許すなど足で重圧をかけられ、投手陣が10四死球を与えては勝ち目はなかった。
だが、まだチャンスはある。1回戦で完封し、この日は登板しなかったエース・宮台康平投手(3年・湘南)は「今日は話すことはありません。明日の準備をすぐに帰ってします」と、マネジャーを通じてコメント。集中を高めた。すべては残る3回戦へ。総力戦で悲願を成し遂げる。