G内海救世主になる…元エース白羽の矢
投壊中のチームの救世主へ-。巨人・内海哲也投手(34)が9日、今季初登板となる11日・阪神戦での必勝へ意欲を示した。「とにかく結果を残せるようにするだけです」と自らを奮い立たせた。
開幕2軍スタートだったベテランは7日から1軍に合流。この日は川崎市のジャイアンツ球場で調整。短距離ダッシュやブルペンで54球を投じるなどのメニューをこなした。
昨年2勝と悔いが残るシーズンだった左腕。オープン戦3戦での防御率も10・32と奮わず、開幕ローテはつかめなかった。2軍では1勝2敗、防御率も4・28だが、これまでの実績を買われ、11日の登板に抜てきされた。「最初はガチガチに緊張すると思う」と吐露したが、チームの危機に燃えないはずがない。
現在、先発ローテは菅野、田口、高木、今村の4人のみ。さらに、ここ3試合26失点と投手陣の台所事情は深刻だ。内海にはローテ入りへ絶好の好機。「チームの状況は僕の状況で言ってられない。1つずつアウトを取る。それがチームのためになる」と力を込めた。
チームは3連敗中だが、10、11日の舞台は前回対戦で2勝1分けと好結果だった甲子園。「相手より、自分の球を投げることを考えていきたい」と内海。大黒柱の復活が投手陣をもり立てる。