ソフトバンク強すぎ…もう2度目8連勝
「ソフトバンク9-5ロッテ」(11日、ヤフオクドーム)
まだ5月半ばだというのにパ・リーグの灯が消えてしまう。そんな心配をしてしまいそうになるほど、この日もソフトバンクは強かった。先制打は今宮だ。初回1死、打率1割台の2番打者が左翼席に架けたアーチが勝利への号砲となった。
「打った瞬間の当たりだけど、ホームランはたまたま。タイミングがうまく合った」。謙遜しながら振り返った今季1号ソロ。試合前、工藤監督に「全打席ホームランを狙え」と言葉を掛けられた。「冗談か、気持ちを楽にしてくれようとしたのか」と感謝し、七回の2点適時三塁打を含む2安打3打点で応えた。
初回は長谷川にも3ランが飛び出し、一挙4得点で主導権を握った。この一発も含め4打点の長谷川は今季2度目の8連勝を「すごいです」と人ごとのように言った後、続けた。「一試合一試合しっかり勝つ気持ちでいる。その気持ちが積み重なっての8連勝です」。貯金14で、2位ロッテと5ゲーム差。パの灯が消えそうになっても、慢心なき王者に失速する気配はない。