鷹5月初黒星 工藤監督「崩れてない」
「ソフトバンク2-3ロッテ」(12日、ヤフオクドーム)
ソフトバンクの破竹の連勝街道がついに止まった。5月初黒星。引き分けを挟んだ白星の連鎖は「8」でストップした。2位・ロッテの執念の前に、監督就任後初の9連勝を狙った工藤ソフトの野望はあえなく散った。
同点の九回。8回2失点と粘った東浜を継いだスアレスが乱れた。先頭の加藤に中前打を許し、犠打と暴投などで2死三塁。ここで清田に勝ち越しの中前適時打。抜群の安定感を誇っていた右腕が喫した8試合ぶりの失点だった。
「連勝はいつか止まる。負けたが、最後まで食らい付くゲームはできた」と工藤監督。初回に失った2点を内川の適時打と本塁打で取り返す粘りがあった。戦いの形は決して崩れてはいない。敗れはしても、首位の牙城は簡単には揺らがない。