G4連勝 高木今度は投手抑えて3勝目
「巨人3-2ヤクルト」(15日、東京ドーム)
今後につながる最高の白星だった。巨人先発・高木が7回を5安打2失点で、自身3戦ぶりの3勝目。開幕以来の4連勝に貢献し、お立ち台では「ファンや家族が喜んでいる顔を見ると、もう負けたくないです」と大歓声の中、思いをぶつけた。
1点リードの七回2死二塁。一打同点の場面で代打・飯原を空振り三振に取り、雄たけびを上げた。「いつもより一球に対する気持ちの込め方が違いました」。前回登板まで、5試合連続で投手に得点につながる安打を許すなど苦しい投球が続いた右腕。この日への思いは段違いだった。
勝利のために、やることはやってきた。女房役の小林誠とは配球などについて度々話し合い、2軍調整中の阿部からは左打者の嫌がる配球などを指南された。「本当に苦しくて。1週間しっかり自分と戦いながらやってきた」と振り返った。
ヤクルトを3タテし、首位をキープ。先発の駒不足に悩む中、不調気味だった高木が結果で示し、高橋監督は「なんとか試合を作って投げてくれた」と褒め称えていた。