西武・中村V弾 連敗5で止める
「日本ハム3-6西武」(15日、札幌ドーム)
剛腕を粉砕した。同点の七回無死一、二塁。西武の4番・中村が大谷の甘いフォークを振り抜いた。「力みのないスイングができた」。決勝の6号3ランはバックスクリーン左に着弾。負ければ今季初の5連敗だったチームを救った。
試合前まで得点圏打率は・108。この日も第3打席まで全て得点圏に走者を置いて3打席連続三振だった。「チャンスで打てずに責任を感じていた」。大谷にも6打席連続三振を喫していたが、最も大事な場面で4番の責任を果たした。
5位のオリックスとは0・5ゲーム差。最下位脱出が再び見えてきた。「(チームが)こういう状況になっているのは自分の責任でもある。今後はしっかり引っ張っていきたい」。4番が復調すれば、チームは必ず上昇気流に乗る。