ハム大谷5戦連発!バンデン連勝止めた

 「ソフトバンク2-7日本ハム」(17日、北九州市民球場)

 乾いた打球音とともに、スタンドがどよめいた。初回1死一塁。日本ハム・大谷翔平投手がソフトバンク・バンデンハークの外角スライダーを素直に逆方向へ打ち返した。まだ、日差しが残る北九州の青空に高々と上がった打球は、左中間席最上段で弾んだ。野手として5試合連続本塁打。81年ソレイタ以来35年ぶり、球団史上4人目の快挙だ。

 今季初の3番に座った。「調子のいい打者がたくさん打席が回るように」と栗山監督の狙いも的中。来日から無傷の14連勝中だった助っ人の出はなをくじいた。先制の決勝弾。プロ入り後初の地方球場での本塁打で相手に初黒星をつけた二刀流は「たまたま失投を反応で打てました。アプローチの仕方は間違ってなかった」と、してやったりだ。

 投手から野手への気持ちの切り替えができているからこそアーチを量産する。15日の西武戦で4敗目を喫してから中1日。「投球が悪かったからといって、メンタルで引きずることはない」。前日の札幌から福岡への移動日は練習せず宿舎で静養。体を休めてこの日の一発につなげた。

 今季8本中6本が左方向の本塁打。打撃練習でも外角球は逆方向へ軽打し、的確に捉える。そこに規格外のパワーが加わるから、逆へのアーチが増える。

 「いい内容の打席が多いです」と大谷。二刀流での20本塁打到達も夢ではないと思わせるハイペースだ。

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