梨田監督退場…楽天3連敗5位転落

 「楽天1-7オリックス」(17日、秋田こまちスタジアム)

 踏んだり蹴ったりの夜だった。前カードのロッテ戦で爆発した打線は1点しか奪えなかった。六回には梨田昌孝監督が執拗(しつよう)に抗議し遅延行為で退場処分。チームは3連敗を喫し5位に転落した。

 六回2死二塁。藤田の遊ゴロで、送球を捕った一塁・モレルの足がベースから離れたとして指揮官は抗議。攻守交代しても譲らなかった。「膝をついたとき足の甲が裏返って見えた。自信を持って抗議しました」。5分を経過したら退場との認識はもちろんあったが、ようやく得点圏に走者を置き、次打者には代打・後藤を準備させていた矢先。「つい長くなってしまった」と漏らした。

 梨田監督にとって、日本ハムを率いた09年以来となる3度目の退場。「判定どうこうではないが…。ディクソンのナックルカーブとツーシーム系のボールで、序盤に併殺を取られたのが大きかった」と打線の元気のなさを振り返るしかない。コボスタ宮城を除く東北地方での主催試合の連敗も、これで7に伸びた。

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