ロッテ唐川復活!6回1失点今季初勝利
「オリックス1-5ロッテ」(22日、京セラドーム大阪)
昨年8月8日のソフトバンク戦以来の白星は、ロッテ・唐川侑己投手の“復活”を高らかに告げた。
初回の1死一、二塁を切り抜けると、6回を3安打1失点。「試合の内容は全然よくなかった。四球が多かった」と4四球を反省しながら、「最初に比べて徐々に修正し、緩急を使ってやれた」と確かな手応えを口にした。
エース候補も不調が続き、昨季は5勝4敗。8月中旬に2軍降格後は、復活を懸けて肉体改造に着手。積極的にウエートトレを行い、タンパク質を増やした食事を採るように努め、体重は昨年から5キロ増の85キロに。そのおかげで昨季は130キロ台にとどまった直球が、この試合では最速143キロを計測。得意球であるカーブとの緩急がより生きた。
21日にプロ初勝利を挙げたドラフト2位・関谷(JR東日本)に続く力投に、「ローテの1人として期待していた。これは大きい」と伊東監督も称賛を惜しまない。「勝てばすべて特別になるんでしょうね。でも1試合、1試合のつもりで」と、唐川も次を見据えた。